大湊
海自カレー
とは

大湊海自カレーとは

一説によると、海上自衛隊では外の景色がほとんど変わらない航海の際、隊員の曜日感覚がなくなってしまわぬよう、
毎週金曜日にカレーライスを食べる習慣があるそうです。大湊基地所属の艦艇等にも、
それぞれの部隊ごとに独自のレシピのカレーが提供されており、そのこだわりの味が隊員の任務を支えています。
大湊海自カレー普及会では、各部隊の個性ある秘伝レシピをそれぞれの店舗に伝授いただき、
その味を忠実に再現した特別なカレーを提供しています。

(写真提供:海上自衛隊大湊地方隊)

海自カレー
海自カレー
海自カレー

海軍カレーと海自カレーの違いとは

「海軍カレー」とは、明治四十一年に作られた「海軍割烹術参考書」のレシピをもとに現代に復元したカレーのことです。一方、「海自カレー」は、現在海上自衛隊の艦艇等で実際に食べられているカレーの味を忠実に再現し、それぞれの部隊の艦長や司令に味の認定をいただいたカレーのことです。

大湊×海上自衛隊の歴史

明治政府は1886年「海軍条例」によって、北日本方面の軍港位置を北海道・室蘭港第五軍港に定めていました。しかし、室蘭港は太平洋からの攻撃に対し、防御が難しいという理由で、1895年に室蘭港から大湊に変更となりましが、1902年、軍港としてではなく、大湊水雷団として開庁しています。陸奥湾の奥にある、大湊湾には、「芦崎(あしざき)」という、鳥の嘴(くちばし)のような形をした自然の防波堤があります。また、背後には陸奥湾全体を眺めることができる釜臥山(かまふせやま)がそびえ、穏やかな良港になっています。大湊が湾の奥、背後にそびえる山が防御に優れていること、そして釜臥山から流れてくる水が豊富だったことなどの理由で、海軍の拠点が置かれました。1945年の終戦後、大湊警備府は閉庁しましたが、1953年に保安庁警備隊(現在の海上自衛隊)によって大湊地方隊として復活し、合わせて総監部等が設置されました。
むつ市大湊は100年以上もの間、海軍・海上自衛隊とともに発展してきました。現在も海上自衛隊大湊地方総監部が設置されており、毎年6月に開催されるマリンフェスタや、4月~11月の艦艇見学なども行われています。また、海軍当時からの資料を展示している「北洋館」が併設され、無料で見学することもできます。

大湊海自カレーが
食べられるお店

大湊海自カレーは、青森県むつ市内の認定店でお召し上がりいただけます。お店により提供部隊が違い個性的な味をお楽しみいただけます。

提供店一覧